2016/02/13

笑てなしゃあない。







現実を直視すれば、いろんなことがなんだかもうすっかりあかん感じになっていて、
そんなことしていたりこんなことしている場合ではないほどのドンヅマリなのだけれど
とりあえず目の前のあれこれを片づけてやり過ごして、うまいことのりきったら後はなるようにしかならず。
答えの出ない話に長いことつきあってくれたあとの「眠れるか?」のひとことが耳に残る。
まあなあー。しんどいことも悲しいこともそれもこれも全部現実として受け容れて
笑てる場合じゃないのかもしれへんけど、笑てなしゃあない。
まあ、とりあえず寝るわ。

2016/02/02

小林且典「静物学〜見つめているもの、そして見つめてきたもの〜」

小さきものらの、圧倒的な存在感。







京都大学大学院教授・岡田温司氏が、モランディとの共通性を指摘する、
確かな手仕事の技術が生み出す、小林且典作品の静かな気配とたたずまい。
丹念に慈しむように作られた彫刻作品とため息が出る美しさの写真作品。

小林且典展「静物学〜見つめているもの、そして見つめてきたもの〜」
2月28日まで

GALERIE ASHIYA SCHULE
芦屋市親王塚町3-11
12:30〜18:30 

2016/01/25

ジョルジュ・モランディ展【終わりなき変奏】ー兵庫県立美術館

1月23日、日本では美術館規模の展示としては17年ぶりの「ジョルジュ・モランディ展」の県美の新しい試み「学芸員の解説つきブロガーのための内覧会」に参加してきた。













モランディという画家を知ったのはその画家自身の絵画からではなく、おなじくイタリアの写真家ルイジ・ギッリが生涯の最後に情熱を傾けて撮影した「モランディのアトリエ」写真であり、その名と作品をはっきりと記憶するようになったのは、2013年に同じく県美で開催された彫刻家・小林且典さんの展示「薄白色の余韻」であった。
同展自体の図録はなかったのだが、追って取り寄せた小林氏が前年静岡市美術館で開催した展示「ひそやかな眼差し」の際に編纂された作品集「ひそやかな眼差し」の序文、美術評論家・岡田温司氏が『「気配」と「たたずまい」ー小林且典への手紙』のなかで、モランディと小林氏の共通性にふれ、その本質を「反復」、芸術の理念を「手仕事」ととらえ、「素材や技法との絶えざる格闘、そしてそのうちにこそ美が宿るという深い信念」と語る。そして「その美は、(中略)けっして奇を衒うというのではなくて、小さな差異、小さな変化を日々くりかえし積み重ねていくことのうちに、積極的な価値を見いだすこと。」であると言う。

「終わりなき変奏」というタイトルがつく今回の展示は、素描から油彩、エッチングまで100点あまりの作品が展示されていて、周知のとおりそのモチーフはありふれた壜や器だし、何年隔てても同じモチーフが繰り返し描かれているが、内覧に先立って行われた学芸員の方によるレクチャーによれば、「同じものを描いていてもそれはアレンジではなく、それぞれゼロからの表現を試みているのではないか」との考察があったが、一見すると「ブレない」(昨今意識高い系人間にとって最強のフレーズ且つ個人的にはあまり好きではない言葉)姿勢のように思えるモランディの絵画についても、語られるべきは対象物の同一性やそのような「ブレなさ」ではなくて、小さな変化や少しの差異に意識を砕き、変哲もない器を確かな存在感とたたずまいを感じさせる物体へと昇華させる絵画手法や「手仕事」的技法に基づいた、反復によって明らかになる「小さな変化」という美への探究心なのではないかと思う。







展示会場、それぞれのセクション壁面にレタリングされている、寡黙であったというモランディの言葉が絵画作品とともに現実や日常への意識をあらためて考えさせる。
それは会場で確認していただくとして、ここでは前出の岡田氏の文からキルケゴールの言葉を孫引き。
「反復ーーこれこそが現実であり、生存の厳粛な事実なのだ」「人生は反復であり、反復こそが人生の美しさである」

ジョルジュ・モランディ展「終わりなき変奏」は2016年2月14日[日]まで。
兵庫県立美術館
休館日/月曜日(1月11日[月・祝]は開館、1月12日[火]休館)、年末年始(12月31日[木]、1月1日[金])
開館時間/午前10時~午後6時(金・土曜日は午後8時まで) 入場は閉館30分前まで

CRPからkindle版写真集3冊目が出版されました。



写真家・横木安良夫氏が主催する、kindle版電子写真集制作プロジェクトのCRP(CROSS ROAD PROJECT)から、拙生の3冊目の写真集が出版されました。

2009年、神戸市の西端にある田舎町でいとなまれた、44歳で早逝したひとつ年上の従兄の三回忌法要を記録した写真を一冊にまとめたものです。
写真は被写体との距離感がとても重要な要素ですが、人の日々や生活においては、時間的な「距離」もまた大きな要素だと思っています。
逝去直後の葬儀でもなく七年でもなく、不幸や悲しみのそのときから「三年」という時間的な距離、参列する親族がみな故人よりも年かさの叔父や叔母であったりすることもまた、「ケ」のイベントでありながら、どこかしらのんびりとした微妙な空気を漂わせる理由であったのだろうと思います。
「そうするものだ」というような慣習やしきたりに抗うことない「田舎の素朴な」人々が粛々ととりおこなう、些細でそれでいてある種重大な行事に、この国の「文化」の一端を垣間見ていただければ嬉しいです。
ぜひ、ダウンロードしてご高覧ください。

CRP JAPAN KOBE 2009: 三回忌 Buddhist sermon of the second anniversary [Kindle版]

kindle用の端末がなくても、無料アプリのkindle readerをインストールすれば、iPhone、iPad、PCなどすべての情報端末でご覧いただけます。

2016/01/15

写真展 KOBE*HEART Vol.7


年始恒例の写真展「KOBE*HEART」に出品参加しています。
今回のテーマは「Re:start」。
震災から20年を過ぎて、幾多の写真家が
それぞれの「Re:start」の想いを写真にこめて作品にしています。
神戸方面に出かける際は、遠くからわざわざでも、
ぜひお立ち寄りください。



【写真展 KOBE*HEART Vol.7】


■開催日
2016年1月16日(土)〜24日(日)
開催時間/10 : 00 ~19 : 00 
※1月16日(土)は17時まで ※1月19日(火)は休館

■場所
神戸アートビレッジセンター1F KAVCギャラリー
神戸市兵庫区新開地5-3-14 TEL 078-512-5500


2016/01/05

air by HS

奈良と大阪で、「美しい生活道具」を確かな眼でストイックにセレクトする雑貨店「HSーHAYASHI SHOTEN」の
イメージムービーを制作させていただきました。

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2016/01/01

元日 2016
















あたたかいお正月で、梅の花も小さく綻ぶ。
良い年であるように、と心から願う。
田舎の家の前栽には多肉と南天がやたら多い。