2019/01/31

写真展「antithese」



タカギトオル写真展「antithese」
2019.02.04Mon.--->2019.02.16Sat.

@gallery Ami-Kanoko
12:00 〜 19:30(土曜日 16:00まで)日曜休廊
TEL: 06-6214-2595
大阪市中央区千日前1-2-6
近鉄・地下鉄 日本橋駅2番出口より徒歩1分、なんば駅より徒歩5分

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オファーをいただいたのは12月初旬、
一昨年から昨年にかけてはほとんど作品的な写真を撮っておらず、
そもそも写真や写真を撮るということ自体に意欲や情熱を失いかけてもいて
2月までに新しいシリーズでの撮影と構成をして展示の形にするのは
時間的にも気力的にも無理だと思いましたが、
昨年6月のグループ展「686/BLACK TEN」で編集した
エロスとタナトスを対比させたモノクロシリーズの発展形でよければ。
ということで今回の展示をさせていただくことになりました。
ソロ展示は2年ぶり、gallery Ami-Kanokoでは立体作家の飯田真人さんとの
企画コラボ展「100年工場とNew model」以来1年半ぶりの展示になります。

被写体の植物は、路傍または野辺の花や枯木。
裸体はモデルや脱衣慣れした人ではなく、ごく市井の女性たち。
それらを単体で、または合成したもので展示は構成し、
欺瞞と矛盾に満ちた「美しさ」というものや現在の写真の状況というようなものへの
自分なりのアンチテーゼを示すつもりです。

2019/01/16

1月はノスタルジック。











実家のあちこちには父親が生前描いた絵や書が掛けてあって、
油彩、水彩、日本画、水墨画、軸書といろいろ描いていたり書いていたりするのだけれど、
人物やら動物やら、生き物を描かせるとめっぽうヘタクソであった。

公務員として勤め人だった頃からちょこちょこ描いてはいたようだけれど、
300点くらいあるほとんどの絵や書は
定年退職してから亡くなるまでの3年間に描かれたものらしく
書のついでに篆刻なんかもしていたようだ。
「らしく」とか「ようだ」とかというのは、父親がそうやってせっせと創作活動をしていた頃には
自分はもうすでに家を出ていて盆と正月くらいしか実家に帰ることがなかったので
父親が絵や書を描いたり書いていたりする姿をほとんど見たことがないからだ。

徳島生まれの父親は両親が教員の家庭に育ち、
他の兄弟がみな親にならって地元で教師になったのに
末っ子の自分ひとりだけは違う道を歩みたかったのかどうなのかは知らないけれど、
東京あたりで学生となった。
ベレー帽をかぶってイーゼルの前に斜に構えて座っていたりする若い頃の
古い写真を見た記憶があるし、家には父が昔使っていたというバイオリンがあったりしたので
当時としてはけっこうイキってアーチスト気取りでいたのかもしれない。
教員にはならなかったものの、やっぱり公務員の血には抗えなかったのか
「電波管理局」という文字どおり「電波」の「管理」をする役所に勤めて
近畿電波管理局配属となり、神戸にやってきた。
神戸市の西のはずれの田圃ばっかりの田舎にでっかいアンテナをおっ立てて、
アマチュア無線やCB無線を傍受し違法電波を取り締まるっていうお仕事。
田圃のなかにある職場にやっぱり田圃のなかにある官舎から通い、
田圃のなかにある集落の唯一のタバコ屋を切り盛りする母親と出会って結婚し
母親の実家近くの田圃のなかに家を建てて、神戸人となった。

震災の2年前の1月に亡くなっていたのだが、地震の後に母親が
「お父ちゃんが生きてたらショックで死んでたかもしれへんわ!早いことあっち逝っといてよかったわ」
などと訳のわからぬことを言うていたが、戦争やなんかを体験してきた世代にとっても
それほど大きな出来事であった。1月17日の地震。
地震の4日後に生まれた娘は、今年もう24歳になる。父親(本人にとっては祖父)の命日の前日。
生まれた当初「お父ちゃんの生まれ変わりかもしれへん...」とか言う母親に
「違うし! 日が違うし! しかも2年前やし!」と鬼の形相で反論していた嫁だけではなくて
自分もまたそんなことはないと思っている。父親は父親で、娘は娘。
そして、父親の命日の1日あとに生まれた自分も、やっぱり自分は自分。
父親とは違って公務員にもならず、会社員も早々に辞めてしまって
その日暮らしでヤクザなフリーランスとして生きてきたけれど、
そろそろ父親が亡くなった年齢にも近くなってきて、
「公務員になっときゃよかったかなあ...」などとついつい思ってしまうような
しんどい日々を生きている。もうちょいがんばろ。

2018/11/18

阪神電車 住吉駅

ほど近いあたりに長年住んでいたのだけれど、
初めて下車した昼下がりの阪神電車住吉駅。




















とりたてて何もない...。
本当になんにもないけど、なにもないぶんのんびりほっこり。

2018/11/05

界隈













ただ古いものやら傷んだものが好きなわけじゃない。
そこに漂う風情とか情緒とか、そんなのが好きなんだ。

2018/10/29

fragment 街の断片

ギャラリー島田の3つの部屋で展示されている、全く異なる作風3作家の展示に圧倒されたあと、
北野坂から東に向かい、国体通りを通って春日野道まで歩く。
































陽が落ちるのが早くなった時期、自問しながら歩く、夕暮れ前の街の断片。

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【ギャラリー島田】
1F trois 藤飯千尋展  『最後の砦』 11月1日(木)まで
1F deux 松村光秀展  『寂滅為楽』 11月7日(水)まで
B1F un  伊津野雄二展  『還らざりしものたちへ』 11月7日(水)まで