2018/05/12

陽のあたらない商店街

昨年6月、阪急春日野道駅北東にある半数以上がシャッターを閉めたままの商店街でイベントを行った。
出店者のほとんどが本業を別に持っていたり、趣味とはいえ玄人はだしの技やセンスをもっていたりする人の
「食うため仕事」ではない本気が集まっていいイベントになった。
今年も来月9日に開催する予定で、SNSで出店者紹介をぼちぼちと始めているなかで
昨年に続けて、ダンスパフォーマンスで参加してくれる予定の古川さんに
「今年はどんな感じ?」と問うたところ、昨年と同じような感じで...という返答とともに
昨年のパフォーマンスの様子を記録していた動画があることを教えていただいた。

「寄り道ダンスパフォーマンス」 YUKI FURUKAWA+MIKI UERA

寄り道ダンスパフォーマンス from okatte on Vimeo.



雑踏のなかで突如始まるダンス。
初めは空間をあけて遠巻きに見ていた通行人も、パフォーマンスが進むにつれて
自分の歩きにもどったり他の出店に気をやったりしながらもその存在を受け入れて、
ダンサーの動きがその場にいる他の人々と同じく違和感のない地つづきになっていく。
発声に応えるじいさん、踊り続けるふたりのダンサーの間をすりぬけていくベビーカーと自転車。
演者とオーディエンスがきっちりと分けられて対面する舞台や、
同好者だけが集まるハコではけっしてありえない、
日常のなかにアート的なものが違和感なく存在した素晴らしいパフォーマンスだった。

約一年ぶりに見るイベントの様子だけれど、記憶していたよりももっと雰囲気がよくて
今回もまたどんなダンスを見せてくれるのか
来月開催の第二回目がますます楽しみになった。

2017/12/08


展示「100年工場とnewmodel」で上映していたスライドショー。


「100工場とnewmodel」デモ版0929 from TAKAGITO on Vimeo.

2017/10/11

展示【100年工場とnewmodel】のお知らせ



昨年中、3回にわたり非公開で行なったインスタレーションを再現展示いたします。
現代美術家・飯田真人の作品を、創業100年を目前に控え現在も操業中の工場においてみるというインスタレーションの撮影を担当。
今回、飯田さんの作品とともに、プリントとスライドショーで工場でのインスタレーションの模様をギャラリー内に再現します。

Gallery Ami-kanokoにて来週の月曜日(16日)からです。

【100年工場とnewmodel】
10月16日(月)〜10月28日(土)
12:00〜19:30(日曜休廊)

newmodel:飯田真人
photo:タカギトオル
direction:中島由記子(gallery Ami-Kanoko)

当ギャラリー中島由記子の発案で、
創業100年を間近に控え
現在もなお稼働し続けている工場に、
極限的な機能美を追求する飯田真人の作品「newmodel」を持ち込み
インスタレーションを試みた。
長い時間をかけて蓄積された
工場の埃や油のシミは、
異質なものでさえ難なく受け入れ、
異空間に置かれた美術作品もまた、
美術館で見せるのとは違った表情で
存在感を漂わせ始めた。
実業と美術のコラボレーションを
記録写真と現物による展示で再現します。

Galleryからのアナウンスはこちら→
Gallery Ami&Kanoko

大阪市中央区千日前1-2-6
近鉄・地下鉄 日本橋駅2番出口より徒歩1分、
なんば駅より徒歩5分

2017/09/21



貧しくてもひもじくても寂しくても、媚びない荒まない崩れないでいて、
気高さだけは忘れずにいよう。

2017/09/20

snap/からほり商店街

松屋町筋から上町筋にかけて、東西にのびるずうっと坂道の商店街。
独立してすぐのころ、商店街の中にある「こんぶ土居」のパンフレット制作のお手伝いをさせてもらってから
ちょこちょこ歩いていたのだけれど、この10年くらいは足が遠のいていて、しばらくぶりの訪問。




スーパーができると商店街は弱っていくのが常だけれど、「玉出」はそれほど脅威ではなさそうで共存している。


Tシャツの「お直し」てどうやってやるんだろう。職人技が見てみたい。



「MAC」で「ホワイトラブ」で「にぎやかなみせ」。



干物屋のおやじさんは直角に頭を垂れる。




毎日が「おつき愛」。



懐かしい「こんぶ土居」。旧商家の蔵そのままの佇まいは変わらず。



映画「プリンセス・トヨトミ」の舞台にもなった商店街の南北は、上町台地下の谷になっていて
あちこちに階段と仕舞屋が並び、「大阪」や「OSAKA」ではなく、「大坂」の風情を残す。
文学賞の冠になっている作家「直木三十五」記念館も、商店街のすぐ北の町家にある。

2017/09/18

snap/二度目のロバート・フランク展を観た後

映像作品を中心に観た二度目のロバート・フランク展の後。

















なんでかわかんないけどジェニファー・ローレンスが好きで。
低い声がいいのかなあ。

2017/09/17

ー拡がる彫刻ー熱き男たちによるドローイング展@BBプラザ

3ヶ月にわたる彫刻シリーズ展示、最後の「熱き男」は榎忠さん。






展示を観ながら写真を撮っていたら、予定されていた「工場見学ツアー」が台風のために中止になって、急遽展示会場でのトークに変更になったということでご本人が現れたので、流れでそのまま聴くことにする。
少しお話をされたあと、昨年開催されたスクラップ工場でのパフォーマンス記録映像をひたすら見るというトークショー。まあ映像の中で榎忠さんはいっぱい喋ってるのでいいんだけど。








無骨な鉄の切れ端とは違って、繊細な様相を見せる砂鉄の盛り上がり。
たまたま会場で会った友だちは、見慣れた砂鉄とは見た目の違う大粒の園芸用の赤玉土みたいなのも「砂鉄」なのかどうか?と
榎忠さんに質問をしようと、先客の質問者との長いお話が終わるのを待つ。
結局、最後まで質問はできなかったそう。笑



KIITOで開催中の「ロバート・フランク展」もそうだったけれど、本展示も撮影は自由。ロバート・フランクは入場料も無料。
運営者は大変だろうけど、鑑賞者にとってはそういう展示はとても心地いい。
SNSやブログで紹介された画像やエントリーを見て興味をもったり何度も観に行こうと思えるし
同じものを見ても日によって印象が違ったりすることを確認したりすることもできる。
特に写真を撮る人間にとっては、本格的な作家の作品を写真に撮ることができるというのはなにより嬉しいし、
作家のふところの広さと自信とか意気を感じて、ちゃんと撮らないとな、と身が引き締まる。

拡がる彫刻
熱き男たちによるドローイング展
9/28まで
BBプラザ美術館
神戸市灘区岩屋中町4丁目2番7号BBプラザ2F
TEL 078-802-9286